大学院(科目履修生)の授業初日
桜。風に舞い散る花びらは、人の心に舞い落ちる。風に舞う花のひとひらに、人は思わず手を伸ばす。それは、散りゆくきょうの桜を心に留めたいからだ。そして桜の花は、現実と心の境界を、出会いと別れの境界を、生と死の境界をつなぐ。心は花であり、花は心である。
…さて、そんなエセ文学的な始まりで書き出したものの、ブログに書くのに向いたネタもないのでどうしようかと思いつつ引っ込みがつかない状態なのだが、うまい具合にきょうが大学院(経済学研究科)での授業の初日だったのでその報告でもするとしよう。
科目は「経済学説史」である。新自由主義やミルトン・フリードマンに限らず、経済学史を概観するという科目である。
2限前に朝マックをするなどという余裕をかましつつ、教室に行ってみたら先生がいて、学生は俺だけだった。しばらく後で女の子がひとり入ってきた。
「…さて、それでは全員そろったことだし始めようか」
なんですとー!!( ̄□ ̄;
そう、受講生は2人だった。おそるべし大学院。
確かにシラバスには少人数のゼミ形式とは書いていたがまさか2人だとは思わなかった。学部時代の俺ならマジでヤベーと汗を垂らしつつ思うところではあるが、科目履修生になってまで勉強をしたいと思っている今の俺にはまさに天の配剤である。カモン試練。
ちなみに、
学生の片っ方が休むとW先生とマンツーマンだ!!!!
しかも発表は2週に1度回ってくるぜ!!!!
しかも教科書は英語だ!!!!
ハードではあるが…
そんなの関係ねえ!!!!
キャンパスを笑顔で歩く学部1年生達に密かに苛立ちを募らせていた俺は心に炎を灯すのだった。
というか、ふつうにすごく面白そう。スティグリッツの入門経済学なんて教科書的なものを読んでるだけじゃ絶対わからないことを、この100分の間にもビシバシ吸収することができたし。勉強ができる幸せを噛み締めてます。
その後、原宿へ行き、専門学校の職員の方に学費分納のお願いをする。その足で新幹線に飛び乗り、今は岡山に来ています。移動しすぎだあ。雨降りすぎだあ。