親父の顔

こないだ雪が降ったと思ったら、きょうは風ですわ。

ニュースなんかでも強風のため飛行機が欠航だなんて言ってますが、普通の平地などでも強風ということは、俺のアパートなんかは暴風域ということです。山の中腹ですから。しかもアパートからは地平線まで見えます。ということは、埼玉の平野部を吹き抜けてきた風がどーんとこのアパートにぶつかるってことで、今日は建物自体がガタガタガタガタうるさいのなんの。自転車のカバーやバイクのカバーをかけておくと破れたり吹っ飛んでしまうので、外してアパートの駐車場の隅にかためてます。帆船かよ!

・・・そんな天気のせいかしれませんが、妙ちくりんな夢を見ました。

夢の中で、僕はデパートのような建物にいて、その建物は内部が黒塗りで天井が高く、テナントがいくつか入ってます。僕は、ユニクロのような店に行こうと思って、エレベータの3Fのボタンを押したんだけど、なぜか地下に行ってしまい、そこに親父がいて、親父が僕と一緒にその店に行こうというのだけれど、なぜか車で建物を出てしまいました。どんどん建物が離れていってしまうので、僕はもういい降りて歩いて戻るからと言って親父の車を降り、腹が立ったのでドアをバタンと閉めて「じゃ」と言って歩き出すと親父は「また会おうな」とひとこと言いました。振り返ってその親父の姿を見ると、なぜかとても小さくなっていました。

そんな夢。

僕は親父とはほとんど断絶に近くて、親しく話をしたことなんてここ何年もないですね。実際、避けているというよりは、親父は自分の人生に夢中なので、今どこにいて何をしているのか僕もよくわからないのです。夢の中に親父が出てくるなんて、なんでだろうと思いますけど、ここらで一度、真剣に話をしなければいけないということかなあ。