自分の努力不足が情けねえ

 っつーわけで、早稲田の本部キャンパスで開催された「実験社会科学サマースクール」が終わりました。北は北大から、筑波大、東大、慶應、京大、阪大、南は九大、といった大学から専門は多様ながら主に経済学関係が専攻の大学院生たちが集まり、3日間にわたり、講義を受けたりグループワークを行った結果の実験計画を発表したりしました。

 すっげえ頭いい奴らばっかの中で、俺がここにいてもいいのかと最初は思っていたのですが、意外と俺って行けるかも、つまり問題というコードを読み解くさまざまなツールを自分の中に蓄えているのかも、とその内思うようになりました。それにしても、経済学関係は元々からっきしダメなんですが。ゲーム理論の話がいたるところに出てきて、ナッシュ均衡とかパレートだとか囚人のジレンマとかいう言葉がバシバシ出てくる場面では死んだフリをするしかありませんでした。ゲーム理論は実験経済学と密接に結びついているものだと思うのですが、ゲーム理論や実験といったことの基本を学ぶには、最低限論理学の基礎が必要だということ。および、もっと根源的な科学哲学を学ぶことが必要だと感じました。

 要するに俺は、まだまだまだまだまだまだ努力が足りなさ過ぎるってわけです。

 それにしても、班分けされて同じグループになった奴らは、みんな本当にいい奴らばっかりでしたね。筑波大、阪大、東大、岐阜大の人たち(主にM1, あとはM2とD1)なんですが。お互い気を遣いあって、お互いに意見をじっくり聞きあって。ここはすごく心地いい場所だなと感じました。みんな多分、日本のアカデミズムを背負っていく人たちです。みんなから刺激を受けつつ、自分の未熟さも噛みしめつつ、お互い励ましあい、とても良い3日間でした。やる気が出てきたっ!!!!

 ・・・・・・という感じで家に帰ってきて待ってるのは、引越しの作業です。

 埼玉から千葉へ引っ越すのですよ。まあその辺りについてはまた今度。